Q&A

仕事を続けながら大学院へ通いたいと思っているのですが、どこがいいかもわかりません。何か選ぶ基準やアドバイスがあれば教えてください。
 大学院進学の目的によって違ってくると思います。
  例えば「経営やビジネスのスキルアップが目的」という場合は、MBAが取得できる大学院がよいと思いますし、「研究者を目指す」という場合は、その分野での研究実績が豊富で、通うのに無理がない大学院がおすすめです。「とにかく学位を取りたい・最終学歴を更新したい」といった場合は、社会人優遇制度のある大学院がよいかと思います。夜や土日に受講可能など、社会人が通いやすいカリキュラムになっています。「漠然と社会人大学院生になってみたい」といった場合は、科目等履修生という方法から始めてみるのもおすすめです。いくつか講義を受けているうちに、専門的に取り組みたい分野がみつかるかもしれません。
 成城大学大学院のコミュニケーション学専攻は、社会学的社会心理学と心理学的社会心理学、どちらの研究指導も受けることができ、学芸員の資格も取得できるので大変おすすめですが、講義は平日の日中で、博士後期課程に社会人入試の特別枠などはありません。入試は、学力試験(語学、社会心理学、コミュニケーション学)と口述試問になります。
沢山出演実績がありますが、テレビにはどうしたら出演できますか?
 私の場合は、ブログやホームページを見てくださったテレビ局の方からご連絡いただいたことがきっかけでした。その後も同じで、ブログやホームページを見てご連絡をいただき、私でお役にたてそうな内容であれば担当させていただきました。
 テレビ出演は個人が自分から出たいと言っても、難しいのかもしれません。文化人のマネージメントを行う芸能プロダクションもあるようなので、そのような事務所の門をたたいてみてはいかがでしょうか。
今は心理コンサルタントという肩書を使っていますが、カウンセラーとの違いは?
 企業の一員としての就労経験を経て、心理学の道へ進み、民間の関連資格を取得し、最初はビジネスパーソンを対象にした心理カウンセラー・講師として起業しました。その後、専門的に勉強や研究を続ける中で、心理学やコミュニケーション学の知見は、特別な問題を抱えている人だけでなく、広く多くの人に役立つということを強く実感し、また、心の問題における未病・予防の大切さも痛感。「実社会での応用」に焦点を当てたBtoBの活動へと移行しました。
 現在は、研究者として学会発表なども行いながら、実社会に応用できる情報を執筆や講演などの活動を通して提供しています。「カウンセラー」というと、どうしても「マンツーマンで病んでいる人を癒す」といったイメージがありますので、誤解を招くことのないように、「心理コンサルタント」という言葉を使っています。
恋愛や結婚についての解説を読みました。そもそも結婚はしたほうがいいのでしょうか?
 結婚には向き不向きもあり、個人差が大きいと思うので、一概に言うことはできませんが、ひとつ言えることがあるとすれば、結婚に向いていて、お互いに結婚したいと思える人に出会えたならば、できるだけ早く結婚したほうが、効用は高くなると思います。
「結婚してよかった」と言うご夫妻に話を聞くと、「自分の家族ができる」「助け合える唯一特別なパートナーがいる」ということが「心強さや生きていく励み、力にもなる」といった声が多く聞かれます。
 そういった場合、できるだけ早く結婚すれば、人生の中で、自分の家族と過ごすことのできるトータル年数は長くなりますし、「心強さや生きていく励み、力にもなる」状態の占める割合も大きくなると思います。